スギ花粉症について

杉の花 今月からスギ花粉が飛ぶピークを迎えます。

スギ花粉に対してアレルギーを持っている方で 目のかゆみ、くしゃみ、はなみず、はなづまり、などの症状が出る時に スギ花粉症と診断して治療します。

本日は、スギ花粉症の診断をするための検査について説明します。

アレルギーがあるかどうかを調べるために、外来でよく行われるものには 血液検査と皮膚テストがあります。

血液検査ではスギに対するIgE抗体を持っているかどうかを調べるのですが、 この話は今回は省略します。

当院でスギ花粉症の診断に用いるアレルギー検査は皮膚テストです。

皮膚にアレルギーのもとになっているもののエキスをたらし、 針で浅く刺して、20分後にアレルギー反応がおこるかどうかをみます。


スギ花粉や、ダニ、ハウスダスト、ネコ、イヌ、など
アレルギーが疑われるもののエキスを選んで皮膚にたらし、針で浅く刺します。


検査に使う針です(左)(右はヘアピン)


針先の拡大写真です。深く差し込みすぎないように、ふたまたになっています。


20分後の皮膚の状態です。
アレルギー反応を起こしているところでは、大きく赤く色がかわったり、
蚊に刺されたように皮膚が膨らんだりします。
かゆみもあります。
アレルギー反応をおこしていないところでは、変化はありません。

アレルギーを持っている方は、花粉が飛んできて鼻や目の中に入ると、 この、蚊に刺されたような状態と同じような反応が、 鼻の中や目(結膜)でおこるわけです(かゆいわけですよね)。

スギ花粉のアレルギーがあれば、 スギ花粉を家の中に持ち込まないような工夫(布団を干す場合は早めに取り込む、など) 外出時にはマスク、メガネ、帽子を着用する、 花粉が付きにくい素材の衣類を着る、などの工夫が必要です。

同時に検査するダニ、ハウスダスト、ペットなどのアレルギーが見つかれば、 そちらに対する対策も立てなければなりません。

スギ花粉症の治療薬としては、抗アレルギー薬、点鼻薬、点眼薬、を処方します。

抗アレルギー薬は、症状が出る前から内服を始めることをお勧めしています。